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Introduction

城下浩伺とTACO、ふたりの作家がえがくそれぞれの作品と共作。

そのチカラに共鳴するように集まった、たくさんの協力者たち。

ふたりを中心に、デザイナー・翻訳家・写真家など、互いの役割を結集して生まれたものが「 act 」。

2014年、「act」の象徴となる大阪3会場「millibar gallery」「iTohen」「la galerie」を渡った展覧会をかわきりに、

アートフェアへの出展やクライアントワークなど、活動の幅をひろげています。

actとして制作する絵は、

僕の絵であって僕の絵でない「act」の絵です。

城下浩伺個人としての作品は、

深く深く深く潜っていったところにある

物事の本質のようなものをかくことで普遍性を現そうとしている。

actの作品は逆で、

ポップなものもがんがん取り入れて広げていくことで

普遍性を獲得できないかと思っている。

僕にとって「act」は音楽でいうと

バンドみたいなものかもしれない。

城下 浩伺│Artist

act は私にとって思いもよらない出逢いでした。

絵を描くことや  発表することは一人でするものとずっと思っていました。

そうでなければならないとまで思っていたかもしれません。

きっかけがあり

城下さんと一枚の絵を一緒に描きました。

素晴らしい絵が描けた。

そして、その絵に感動してくれる人がいて、さらには

力をかしてくださる人まで

出来てしまった。

今でも

びっくりするような出来事です。


actは

絵とおなじように

沢山の重なる線や、

思いもよらないとこにふとして落ちたインクや  何層にも描きこんだ

美しいグラデーションみたいです。

立場や役割も

もしかしたらそれぞれの

想いも違うもかもしれないけど、

とってもカッコよくて美しい

一枚の 絵になっている。

そんな  存在だとおもいます

 

TACO│Artist

作家が作家として生きていくのはなかなかにたいへんなようです。

ひとつの作品をめぐり、「 つくりて 」「 にないて 」「 うけて 」の循環があって、そのめぐりあわせがうまくいくことも、摩擦がおきることもあります。

そのなかで、作品がもつ価値や意味はきっとひとつではないのだろうと思います。

城下さんとTACOさんは、それぞれがひとりの作家であることに真摯でひたむきです。

一方で、ふたりが共にひとつの作品をえがくという姿勢には、ひとが「個」であることの意味と、ひとと「関わり合う」ことの可能性を示しめしてくれているようにも感じます。

ふたりの作品をめぐり、頼もしいひとたちが集いました。その関係性は、自由で柔軟です。

関わり合うなかで、ちいさくとも居場所や役割を見いだすことができれば、ここちのよいめぐりあいの循環が生まれるかもしれない。もしかすると、すこしだけ生きやすくなるかもしれない。

作家だけではなく、それぞれが可能性の原石であるならば。

林 智樹│Mediator